先日、山口県岩国市の岩国市立灘小学校で開催された「第55回 灘地区三校教育研修会」で講演をさせていただきました。灘小学校育友会・中洋小学校育英会・灘中学校PTAの方が主催されている研修会だそうで、今年で55回目を迎えられたそうです。
私はその研修会の中で「一歩、前へ~すべてはうまくいっている~」という演題で講演をさせていただきました。研修主題は「子どもと共に成長する親の姿を求めて」でした。
今回の講演では、自分自身の子どもとの関わりかたをありのままお話させていただきました。
私には2人の子どもがいます。今、上の子が9歳、下の子が先日、8歳になりました。
数年前に離婚して、今、子どもたちは前の旦那さんと一緒に住んでいます。
昨年、私が岐阜に引っ越したので、今は子どもたちに会うのは1~2ヶ月に1回くらいの頻度です。
以前の私は「母親はこうあるべき」という思考が強く、「子どもと離れて暮らす」という選択をしたときは、自分で自分をすごく責めていました。
自分が想い描く「母親像」と、真逆の選択をしたからです。
それまでは専業主婦で、旦那さんや子どもたちのことを最優先していました。
その頃の口癖は「私はいいんよ。子どもたちが無事に成長して、旦那さんが定年退職するまでは助手として生きるけぇ。」でした。
ですが、私の場合、この生き方は合っていませんでした(;´A`)
この頃は、パニック障害の症状もまだ強く出ていたので、その苦しさもあり、毎日、強い不安を感じていましたし、無性にイライラして、子どもたちにひどくあたっていました。
そして、だんだんと子どもたちから笑顔が消えていきました。
そして、いつもビクビクしながら、私の様子を伺い、行動をしている感じがありました。
私は、そんな子どもたちの姿を見ては、「私のせいだ…。お母さん失格だ…。」と毎日のように自分を責めていたのです。
そのような状況の中で、「まずは自分が変わらないと今の状況は変わらない」と気づき、少しずつ「自分を大切にする」ということを始めました。
そこから、今までの人生で諦めたり、我慢していた、自分のやりたいこと、好きなことをすることで、パニック障害の症状は気がついたときには自然となくなり、子どもたちにも笑顔が戻り、今では子どもたちも自分のやりたいこと、好きなことを楽しむようになりました。
イライラして、毎日、怒鳴ってばかりいた頃に比べると、子どもたちとの関係性もずいぶんよくなったように感じています。
親自身が自分を大切にして、自分らしく生きていると、その姿を見て、子どもも自然と自分を大切にして、自分らしく生きるようになっていくのを、今、子どもたちに見せてもらっています。
講演では、このような内容のお話をさせていただきました。
今だから言えますが、保護者のみなさまの前で、子どもに関する話をすることに怖さや不安を感じていました。
「子どもと一緒にくらして、毎日子育てをしているわけじゃないのに、私がこういう話をしてもいいんじゃろうか…」
講演の日までずっと悩んで、夜も不安でなかなか眠れない日が続いていました。
ですが、講演当日、「人からどう思われるかという思考を捨てて、今の私の状況をありのまま話そう」と決め、やっと肚をくくることができ、講演へ臨むことができました。
かつての自分の想い描いていた「母親像」から掛け離れてしまった自分を、長い間、心の片隅で責めたり、「これでよかったのか?」と自問自答したりしていましたが、今回、講演をさせていただいたことで、「自分のこれまでしてきた選択はこれでよかったんだ」と、本当の意味で自分で自分にOKを出すことができました。
家族や親子にはいろいろな形がありますが、「こういう形もあるんだな」と、講演をとおして感じていただけたのではないかなと思います。
今まで子育てをされている保護者のみなさまへ向けて講演をさせていただく機会があまりなかったのですが、今回講演をさせていただき、自分の中で新たな一歩を踏み出すことが出来ました。
講演の中では、オリジナルソング6曲と唱歌「ふるさと」を歌わせていただきました。
久しぶりの90分講演はとても楽しかったです(●´∀`●)
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